私がよく使うadbのコマンドのメモ書きです。
このコマンドは android_sdk/platform-tools/ にありますので、あらかじめパスを通しておくと便利です。
Android Debug Bridge
https://developer.android.com/studio/command-line/adb.html
端末の照会
複数のエミュレータや端末が接続されている場合、adbコマンドを発行する際、ターゲットインスタンスを指定する必要があります。
このコマンドでは接続されている端末のリストを表示できます。
$ adb devices
List of devices attached
XWB6R17410001612 device
このコマンドは、各インスタンスに関する次のステータス情報を出力します。
- シリアル番号
エミュレータ / 端末インスタンスを一意に識別するために adb が作成する文字列です。 - 状態
インスタンスの接続状態です
上記の例であれば、「XWB6R17410001612」がシリアル番号、「device」が接続状態を示します。
特定の端末へのコマンドの送信
ターゲットインスタンスを指定して操作する必要があります。
この指定に -s パラメータを使います。
$ adb -s serial_number command
アプリのインストール
端末にアプリをインストールすることができます。
$ adb install path_to_apk
shell コマンドの発行
shell コマンドを使用すると、エミュレータ / 端末でshellコマンドを発行できます。
$ adb [-d|-e|-s serial_number] shell shell_command
端末への / 端末からのファイルのコピー
adb コマンド pull および push を使用して、エミュレータ / 端末インスタンスにファイルをコピーしたり、エミュレータ / 端末インスタンスからファイルをコピーしたりできます。
エミュレータ / 端末からファイルまたはディレクトリ(およびそのサブディレクトリ)をコピーする場合
$ adb pull remote local
エミュレータ / 端末にファイルまたはディレクトリ(およびそのサブディレクトリ)をコピーする場合
$ adb push local remote
これらのコマンドにある local と remote は、開発マシン(local)とエミュレータ / 端末インスタンス(remote)のターゲットファイル / ディレクトリへのパスをそれぞれ示しています。